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徳島泰 インスタリム代表 3Dプリンター製の義足を新興国に

徳島泰 インスタリム代表(撮影=武市公孝)
徳島泰 インスタリム代表(撮影=武市公孝)

 三次元モデルを使った設計を行い、従来価格の10分の1程度に抑えた義足を製作。フィリピンでの実証実験を経て、新興国を中心とした事業展開に着手する。

(聞き手=藤枝克治・本誌編集長/構成=白鳥達哉・編集部)

 3Dプリンターを使った義足を製作し、フィリピンをはじめとした新興国での普及を目指しています。義足は人によって体にフィットする形が違っており、義肢装具士と呼ばれる専門家が形の調整を行いながら、一つずつ手作りする必要があります。そのため通常は完成までに2~3週間かかり、価格も30万~100万円と非常に高価です。でも、当社の技術を使えば、製作日数を1日に、価格も10分の1程度に抑えることができます。

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