週刊エコノミスト Online編集後記

浜田健太郎/村田晋一郎 編集部から

編集部から

 山崎舜平博士。特許取得世界一とギネス記録で認定された発明家だ。

 山崎氏を取材した際に、液晶に関する非公開の技術情報を、ドイツの企業関係者に盗まれたと伝えられた。同関係者との面談中に、山崎氏がトイレで離席した間に、情報を撮影された。後日、盗撮した人物が「もう時効だから」と「犯行」を明かしたという。同氏は「こうしたことは日常茶飯事」と述べた。

 トランプ米政権は、中国ファーウェイをイラン制裁違反や企業秘密の窃盗などの罪で起訴した。同社は容疑を否定している。

 米国が昨年、再発動したイラン制裁だが、根拠になったイランの核合意違反について、ティラーソン前米国務長官は「イランは違反していない」(ボブ・ウッドワード著『恐怖の男』より)と述べている。米政権と中国企業どちらの言い分が正しいか知る由もないが、先入観は禁物だ。

(浜田健太郎)

 最近は働き方改革の一環で、斬新なオフィスを構える企業が増え、取材に伺った際に驚かされることが多い。

 今号の「2019年の経営者編集長インタビュー」のUSEN-NEXT HOLDINGSもその一つ。同社の母体のUSENは、1961年に大阪有線放送社の前身を創業した。昨夏のオフィス移転を機に、有線放送用ライブラリーのレコードジャケットの一部を受付に展示し、会社の歴史を示している。

 並べられたラインアップは邦楽・洋楽のアルバムが数十枚ずつ。レコードからCDに切り替わる昭和末期の作品が多く、当時10代だった私が実際に聴いていたレコードもいくつか並んでいて懐かしい気持ちになった。社員よりは、40代、50代の来訪者のテンションを上げる仕掛けであるが、打ち合わせの場の空気を変えるという観点では、これも働き方改革の一つだと感じた。

(村田晋一郎)

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