教養・歴史書評

アメリカ 大統領選に名乗り、女性議員の自伝=冷泉彰彦

     2020年の米大統領選投票日まで1年9カ月。野党・民主党では続々と立候補宣言がなされている。大統領候補になるには、まず「調査委員会」を設立、同時に自伝を刊行することが多い。その上で正式な立候補宣言を行って予備選に立候補する。

     この自伝というのは、選挙戦の前哨戦として重要だ。オバマ前大統領の場合は、『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝』(原題:Dreams from My Father)が好評だったことが立候補に結びついたし、クリントン元国務長官の場合は、正式な立候補の前に『困難な選択』(原題:Hard Choices)が話題になった。

     自伝は自己PRとして極めて有効だし、本のPRを目的に地上波各局の情報番組に出演して名前を浸透させる…

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