FRBの2%インフレ目標 効果や妥当性で侃々諤々=岩田太郎
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米連邦準備制度理事会(FRB)が現在2%のインフレ目標などの金融政策の枠組みを見直す。FRBがインフレ率の指標として重視する米商務省のPCE(個人消費支出)デフレーターは、昨年12月の上昇率が前年同月比1.7%で、昨年まで目標の2%を下回る状況が続いてもFRBは金融引き締めを続けてきた。2020年上半期の金融政策の枠組み改定を控え、その内容や効果が議論されている。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は2月22日、「FRBは、消費者や企業の物価上昇率の予想が低下し、それが自己実現化することを食い止めなければならない」と述べた。
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週刊エコノミスト
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