中国政府がガソリン車の抑制策 積極投資の日系メーカーに逆風=湯進
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中国政府は2019年1月10日、「自動車産業投資管理規定」の適用を開始し、ガソリン車やハイブリッド車(HV)メーカーの新規参入を禁止するととともに、既存の自動車メーカーに対してもその生産能力の拡張を厳格化した。市場の需要に対して供給過剰が約5割に上っていることが、その理由だ。自動車メーカー各社の生産計画を合わせると、20年の乗用車生産能力は4600万台に達する。
今回の規定は、新車販売の好調が続く中国で生産能力の増強に取り組む日系自動車メーカーに暗い影を落としている。日系自動車メーカー各社は18年、中国での生産能力を大幅に拡大する強気の計画を発表したばかりだ。
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週刊エコノミスト
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