新聞から言葉をえぐる(2019年4月6~12日)
「繰り返しの利かない運用だったが、すべて計画通りにいった。これ以上望むものがない成功だ」=4月6日付『毎日新聞』
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに銅の塊を高速で撃ち込み、人工クレーターを作る実験に成功したと発表した。津田雄一プロジェクトマネジャーが記者会見で。
「経営者として自分が戻ることが(リクシルを)正しい道に導くことになる」=6日付『毎日新聞』
住宅設備大手のLIXIL(リクシル)グループで社長兼最高経営責任者(CEO)の退任に追い込まれた瀬戸欣哉取締役が記者会見。6月の定時株主総会に自身を含む8人の取締役候補を株主提案し、CEOへの復帰を目指す考えを明らかにした。
「都構想に反対の意見も聴きながら丁寧に進めたい」=8日付『朝日新聞』
大阪府知事・大阪市長のダブル選で、「大阪都構想」の実現を目指す大阪維新の会の候補がいずれも勝利した。知事を辞職し市長選で初当選した松井一郎氏(55)が会見で。
「ガバナンス(企業統治)構築は道半ばで、次にバトンタッチできるところまでいってから、自らの処し方を決めたい」=8日付『毎日新聞』夕刊
日産自動車の臨時株主総会で、会社法違反(特別背任)容疑などで逮捕・起訴されたカルロス・ゴーン前会長を取締役から解任する議案が承認された。西川広人社長が自らの経営責任について。
「こんなに1票が重いとは思わなかった」=8日付『読売新聞』夕刊
相模原市議選の中央区選挙区(定数17)で、最後の1議席を争った2人の候補者が同じ得票数で並んだ。公職選挙法に基づくくじ引きで当選した共産党新人の今宮祐貴氏(34)が涙ながらに。
「(萩野)公介がいないなかで、スイッチの入りどころが難しい部分はあったが、自分のやるべきことはできた」=9日付『朝日新聞』
世界選手権の代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権の最終日に、瀬戸大也(ANA)が男子400メートル個人メドレーで優勝し3冠を達成。ライバルの萩野公介(ブリヂストン)が欠場した大会を振り返って。
「準備を考えて合計5年の期間が必要だと判断した」=9日付『日経新聞』夕刊
財務省は、1万円、5000円、1000円の各紙幣(日本銀行券)を2024年度上期をめどに刷新すると発表した。麻生太郎財務相が会見で、この時期に発表した理由を問われて。
「我々の主権の問題だ。中止を求める権利は誰にもない」=10日付『朝日新聞』
トルコのエルドアン大統領は訪問先のモスクワで、ロシア製の地対空ミサイル「S400」の導入について、断念を迫る米国の要求に応じず予定通り進める考えを強調した。
「今回の汚いたくらみを実現させるべく仕掛けた多くの名前を挙げることができる」=10日付『日経新聞』
日産のゴーン前会長の弁護団が、前会長が事件への見解を語った動画を公開。前会長はその中で、事件は日産の独立性が脅かされることを恐れた現経営陣の「陰謀」だと批判した。
「たった一枚の写真だが、ブラックホールを視覚的に証明するものだ」=11日付『読売新聞』
世界で初めてブラックホールの影を撮影することに成功したと、日米欧などの国際研究チームが発表した。チームのメンバーで日本代表を務める本間希樹(まれき)・国立天文台教授が会見で。
「復興以上に大事なのは高橋さんなので、よろしくどうぞお願いします」=11日付『毎日新聞』
桜田義孝五輪担当相(69)が自民党の高橋比奈子衆院議員(比例代表東北ブロック)のパーティーでのあいさつで。発言から2時間後、失言の責任を取って安倍首相に辞表を提出した。
「その矢先にこのような発言が出るというのはどういうことなんだ。怒りを禁じ得ない」=12日付『朝日新聞』
公明党の山口那津男代表が党会合で、桜田氏の発言について、「忖度(そんたく)」発言で副国交相を更迭された塚田一郎参院議員に言及して。
「我々は最善の譲歩をした。長期間の延期は合理的でなく、我々にとっても英国の人々にとっても好ましくない」=12日付『毎日新聞』
欧州連合(EU)の首脳会議は、12日に迫っていた英国のEU離脱期限について、10月31日までの延期を認めることで合意した。会議後、短期延期を強硬に主張していたフランスのマクロン大統領が。