新聞から言葉をえぐる(2019年4月20~25日)
「6年前はここで『行ってきます』と言ったが、やっと『ただいま』が言えた」=4月20日付『読売新聞』夕刊
小型ヨットで米国西海岸から太平洋横断に挑戦した全盲のセーラー、岩本光弘さん(52)が、ゴールの福島県いわき市の小名浜港に到着して。視覚障害者が健常者とペアで操る「ブラインドセーリング」での無寄港太平洋横断は世界初という。岩本さんは2013年、日本から米国に向けて太平洋横断に挑戦したが失敗した。
「10%(への引き上げ)を国民にお願いする基本姿勢に変わりはない。私個人の見解を言った」=20日付『毎日新聞』
自民党の萩生田光一幹事長代行が党本部で記者団に、10月の消費増税延期の可能性に言及した自身の発言について。
「いかれたモラー報告書はトランプを嫌う18人の民主党員によって書かれた」=21日付『毎日新聞』
トランプ米大統領がツイッターで、「ロシア疑惑」に関するモラー特別検察官の捜査報告書について。
「何度でも県民はこの答えを出す。辺野古移設は唯一の解決策とはなり得ない」=22日付『毎日新聞』
衆院沖縄3区補欠選挙で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する無所属新人の屋良朝博氏(56)が、自民新人との一騎打ちを制した。玉城デニー沖縄県知事が。
「ダブル選のつながりの中で、私の力以上に皆さんが期待をかけていただいた結果だ」=22日付『朝日新聞』
衆院大阪12区補選は、日本維新の会新人の藤田文武氏(38)が自民新人ら3氏を破った。大阪府知事・市長のダブル選で維新系が勝利した勢いを維持したことについて藤田氏が。
「なんだか、まだ会えるんじゃないかという気持ちもどこかにある」=22日付『読売新聞』
米大リーグ、マリナーズに今季移籍した菊池雄星が、6度目の先発となったエンゼルス戦でメジャー初勝利を挙げた。3月末にがんのため亡くなった父雄治さんに「いい報告ができる」と話した。
「なぜ適切な警戒ができなかったのか調査しなければならない」=22日付『毎日新聞』夕刊
スリランカのコロンボと周辺の教会や高級ホテルなどで爆発が相次ぎ、300人以上が死亡した。ウィクラマシンハ首相が、国内のイスラム過激派組織が教会への自爆テロを計画しているとの情報があったことを認めて。
「企業からみると(従業員を)一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」=23日付『日経新聞』
経団連と大学による産学協議会は、従来の春の新卒一括採用に加え、通年採用の拡大など、多様な採用形態に移行すべきだとの提言をまとめた。経団連の中西宏明会長が。
「考えるときではない。日産の業績を立て直すことに集中する」=23日付『日経新聞』
日産自動車と連合を組む仏ルノーが4月中旬、両社の経営統合を日産に提案したことが明らかになった。日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)が報道陣に。
「救済法成立で終わりじゃない。国は法的な責任を認めていないし、正式な謝罪もない。裁判で闘うしかありません」=25日付『毎日新聞』
旧優生保護法下で不妊手術を受けさせられた障害者らへの救済法が、参院本会議で全会一致で可決、成立した。昨年1月に初の国賠訴訟を起こした宮城県の60代女性を支え続ける義姉が、審議を傍聴して。
「オリンピックでメダルをとれたのも世界記録を出せたのも、今の自分があるのも小出監督のおかげです」=25日付『毎日新聞』
女子マラソンの高橋尚子さん、有森裕子さんら多くの名選手を育てた小出義雄さんが80歳で死去した。高橋さんが感謝のコメントを出して。
「(事業者は)工事の見通しが甘かっただけでなく、規制当局の出方に対しても甘かった。『差し迫って訴えれば何とかなる』と思われたとしたら大間違いだ」=25日付『読売新聞』
原子力規制委員会は、原発に設置を義務づけたテロ対策施設が定められた期限内に完成しなければ、原発の運転停止を命じる方針を決めた。更田豊志委員長が記者会見で。
「2人の命が一瞬で奪われてしまったことを現実的に感じ、運転に不安がある人は運転しないという選択肢を考えてほしい」=25日付『朝日新聞』
東京・池袋で高齢男性の乗用車が暴走し、松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)が死亡した事故で、松永さんの夫(32)が記者会見して。