週刊エコノミスト Online編集後記

桑子かつ代/白鳥達哉

編集部から

 春に倉敷を旅行した。東京より少し早く散り始めた桜と古い街並みを満喫した。大原美術館ではエル・グレコやモネなど教科書で知った絵画を見た。有名絵画を一挙に多く見すぎて美術館を後にした時は頭がクラクラする始末だった。

 美術館を超える感動はマスキングテープだった。倉敷はマスキングテープ発祥の街で、瀬戸内海風景、横尾忠則、ナンシー関の絵など数百種類が商品棚に並ぶ。香港の女性はかわいくて好きと言い和風の絵柄を30個以上買った。子供連れなど日本人観光客も目立つ。

 ときめきは万国共通だ。マスキングテープの前身はハエ取り紙。子供の頃、夏休みに遊びに行った田舎の親戚の家で、天井からぶら下がっていたハエ取り紙が、業態転じて人気商品となり、企業の成長を支えている。

 5月から編集部に入りました。どうぞよろしくお願いします。

(桑子かつ代)

 前職の関係でパソコンを自分で組み立てる、いわゆる「自作」の話題がよく耳に入ってくるのだが、そんな自作界隈(かいわい)の間で最近ブームになっているのが、パソコンの「キーボード」の自作だ。しかも、よくある一枚板のキーボードではない。左右に分割されているものや、短い親指に合うように途中から斜めにキーが配置されているもの、手のひらに収まるように立体的凹凸がついているものなどが組み立てキットの形で販売されている。

 知り合いに左右分割型の自作キーボードを使っている人がいたので、一枚板の製品と何が違うのか話を聞いてみた。左右に分かれていると、肩甲骨を外に開いた形にできるため、肩こりなどの問題が起きにくく、長時間の作業の疲れも全く違うのだとか。かく言う私も肩こりに悩まされている身。機を見てキーボードの自作に挑戦してみたい。

(白鳥達哉)

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