新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

資源・エネルギー ワールドウオッチ

タイ 電力開発、新政権の課題に=澤木範久

サコンナコン県に建設中の製糖工場・バイオマス発電所(後方)とサトウキビ園 (NNA撮影)
サコンナコン県に建設中の製糖工場・バイオマス発電所(後方)とサトウキビ園 (NNA撮影)

 新電力開発計画(PDP、2018~37年)が揺れている。脱化石燃料の切り札、再生エネルギーに絡み、バガス(サトウキビの搾りかす)など農業廃棄物利用のバイオマス・バイオガス発電業界が「発電容量の割当比率が低い」と抗議した。

 PDPはプラユット首相を委員長とする国家エネルギー政策委員会が1月に承認。4月末に閣議決定したが、提起された課題は5月にも発足する新政権に持ち越される。

 抗議したのは、タイ・バイオガス取引協会のパチョン会長。PDPは37年の再生エネの総発電容量目標を1万8107メガワットと定めたが、うち1万2600メガワットを太陽光に割り当て、バイオマス・バイオガス発電は3922メガワットにすぎない。

残り223文字(全文529文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事