スウェーデン 制度改定でEVに普及の兆し=綿貫朋子
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スウェーデン国内で新車の販売台数が伸び悩む一方、電気自動車(EV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の販売台数が増加している。自動車業界団体ビール・スウェーデンによると、今年1~4月に新規登録された乗用車は約10万4000台で、前年同期に比べて14・4%減少。一方、EVやPHVの新規登録は約1万3000台で、昨年同時期の約8000台から増加している。
自動車市場全体は縮小しており、同団体は要因の一つとして、昨年施行された税改正を指摘する。二酸化炭素(CO2)排出削減を目指し、昨年7月1日以降に購入したガソリンやディーゼルの新車への自動車税が引き上げられたため、施行前に駆け込み需要が発生した反動で今年は大幅に減少した。この改正では、エコカーの新車購入への補助金制度も改定。補助金が最大4万クローナ (約46万円)から、6万クローナ (約68万円)…
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週刊エコノミスト
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