新聞から言葉をえぐる(5月25~31日)
「名前を呼んでもらってうれしかった。握手を求められてびっくりしました」=5月27日付『読売新聞』
トランプ米大統領が国賓として来日。東京・両国国技館で大相撲夏場所の千秋楽を観戦し、幕内優勝を果たした朝乃山に「米国大統領杯」を授与した。大統領杯を受け取った朝乃山が。
「(離脱に向け)あらゆることを行ったが、残念ながらかなわなかった。新たな首相が(今後の)取り組みを主導するのが国益にかなう」=25日付『毎日新聞』
英国のメイ首相は、6月7日に与党保守党の党首を辞任し、その後に首相を退く意向を発表した。
「市場に影響を及ぼす重要情報に対する認識が甘かった」=25日付『毎日新聞』
野村ホールディングスは、傘下の野村証券の社員が東京証券取引所の市場再編に向けた有識者会議の内部情報を顧客の投資家に漏らしていたとする調査結果を発表した。永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)が記者会見で。
「内需を支えるファンダメンタルズ(基礎的条件)はしっかりしている。緩やかに回復している基調は変わっていない」=25日付『朝日新聞』
政府は5月の月例経済報告で景気判断を下方修正したが、「緩やかに回復している」との判断は維持した。茂木敏充経済再生担当相が会見で。
「環太平洋経済連携協定(TPP)なんて関係ない。米国を縛るものではまったくない」=28日付『朝日新聞』
安倍晋三首相はトランプ氏と迎賓館で会談し、日米貿易協定の早期締結に向けて議論を加速させることで一致した。トランプ氏が共同記者会見で、TPP水準を上回る農産物の自由化を日本に求める可能性を示唆して。
「首脳間で密約的に約束を交わし、国民に明らかにするのは選挙の後というのは、国民や国会をだますことになってしまう可能性がある」=28日付『毎日新聞』
日米首脳会談でトランプ氏が日米貿易交渉の8月の妥結に期待感を示したことをめぐり、国民民主党の玉木雄一郎代表が首相の交渉姿勢を批判して。
「正義は勝つということを冤罪(えんざい)の仲間に伝えられ、うれしい」=28日付『読売新聞』
1967年に茨城県で起きた強盗殺人事件「布川(ふかわ)事件」で再審無罪が確定した桜井昌司さん(72)が国と県に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は計約7600万円の支払いを命じた。桜井さんが会見で。
「山の8合目までいって、下りてきてしまったような印象だ」=29日付『朝日新聞』
旧優生保護法下で不妊手術を強制されたとして宮城県の60、70代の女性が起こした国家賠償請求訴訟の判決で、仙台地裁は旧法を憲法違反と認定する一方、国会が被害者救済の法制度を整備しなかったことは違法と認めず、2人の請求を棄却した。原告側の新里宏二弁護団長が会見で。
「まずは(企業連合にとって)どういう好機になるかだ。あとは日産にとってどんな影響があるのか、日産の利益を確かめたい」=29日付『日経新聞』夕刊
欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)による仏ルノーへの経営統合の提案について、日産自動車の西川広人社長が記者団に。
「もし大統領が罪を犯していないことに確信が持てれば、そのように記述していた」=30日付『毎日新聞』
ロシアによる2016年米大統領選介入とトランプ陣営の癒着疑惑の捜査を指揮してきたモラー特別検察官が司法省で会見。トランプ大統領の司法妨害の疑いについて、潔白を断言できないとの認識を示して。
「お子さん、お孫さんには子供を最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」=30日付『読売新聞』
自民党の桜田義孝前五輪担当相が、千葉市で開かれた同党参院議員のパーティーで少子化問題に言及して。与野党から批判が出た。
「風というのは気まぐれで、誰かがコントロールできるものではない」=31日付『毎日新聞』
安倍首相が経団連総会であいさつし、4、5両月にトランプ米大統領とゴルフをプレーしたことを紹介する中で、「解散風」に触れて。
「韓国への対抗措置ではない」=31日付『日経新聞』
厚生労働省は韓国から輸入するヒラメなどのモニタリング検査を6月1日から強化すると発表した。菅義偉官房長官が会見で、韓国が福島など8県の水産物の禁輸を続けていることへの対抗措置との見方を否定して。