インド 住宅不足で購入者の保護強化=中島敬二
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インドでは現在、全人口13億7000万人の34%にあたる4億7000万人が都市部に住み、都市化が進んでいる。2011年に行われた最新の国勢調査では、人口100万人超は54都市あり、10年以内に70都市以上となるとの予測もある。加えて核家族化により、住宅需要は30年には現在の1800万戸から大幅に増え、4000万戸の供給が必要になるという。
住宅購入の場合、多くは資金を年利8・5~10%の住宅ローンで借り入れ、契約時に10%の手付金を払い、残額は契約上の受け渡し時期までに完済する分割払いを利用。しかし住宅の完成遅れもしばしばで違約金は少額、契約解除もできないため、販売者と購入者間のトラブルが後を絶たない。
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週刊エコノミスト
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