液晶パネルメーカーの苦境 大型投資と米中摩擦の余波=津村明宏/32
有料記事
デジタル時代の情報表示装置としてテレビやパソコン、ゲーム機、スマートフォン(スマホ)などに広く搭載されている液晶ディスプレー。FPD(Flat Panel Display)と呼ばれる平面表示装置では、液晶の競合技術である有機ELがスマホなどに採用を徐々に広げつつあるものの、テレビやパソコンなどの大画面製品ではいまだ液晶が主流である。
だが、その市況は現在、慢性的な供給過剰によって価格が著しく下落し、多くの液晶パネルメーカーが営業赤字に陥るなど、苦しい経営を迫られている。
残り3039文字(全文3277文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める