国際・政治グラフの声を聞く

労働者層が割を食った米国の成長=市岡繁男

 世界の名目国内総生産(GDP)に占める米国のシェアは2002年の32%をピークに低下基調にあり、昨年は24%まで縮小した。一方、同期間におけるBRICs4カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国)のGDPシェアは8%から23%に拡大し、米国と肩を並べる規模に成長した。

 トランプ米大統領が掲げる「米国第一主義」の背後には、米国経済の相対的衰退に直面した焦りがある。一連の流れは、01年末に中国が世界貿易機関(WTO)に加盟したことから始まった。以…

残り335文字(全文557文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

3月19日・26日合併号

株価4万円突破! 勝つ投資16 新NISAで歴史的高値到来 時間を味方にしっかり分散■編集部19 インタビュー 代田秀雄 三菱UFJアセットマネジメント常務 アクティブ偏重に疑問 低コストにこだわり19 使わなきゃ損! 投資非課税の新NISA 無期限化と枠拡大&復活■編集部20 新NISA 日本株、 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事