労働者層が割を食った米国の成長=市岡繁男
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世界の名目国内総生産(GDP)に占める米国のシェアは2002年の32%をピークに低下基調にあり、昨年は24%まで縮小した。一方、同期間におけるBRICs4カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国)のGDPシェアは8%から23%に拡大し、米国と肩を並べる規模に成長した。
トランプ米大統領が掲げる「米国第一主義」の背後には、米国経済の相対的衰退に直面した焦りがある。一連の流れは、01年末に中国が世界貿易機関(WTO)に加盟したことから始まった。以…
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週刊エコノミスト
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