ニューヨーク 名物の屋台の規制緩和へ=冷泉彰彦
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軽食を販売する屋台が街に並ぶ様子は、ニューヨークではおなじみの光景だ。コーヒーやホットドッグ、サンドイッチといった定番メニューから、ベーグルやプレッツェル、ケバブやタコスなど多国籍フードも充実。花屋や八百屋もある。この屋台を巡って、民主党のジェシカ・ラモス州上院議員が10月末に屋台の数の上限の撤廃を求める法案を提出し、話題となっている。
屋台の営業には許可証が必要で、屋台の数は現在4000を上限に規制されている。しかし、ラモス議員によれば、実際に営業を行っている屋台の数は上限を大きく上回っており、1000以上の違法屋台が存在するという。また、約半数の屋台を女性が営業しているが、女性が店主の場合、嫌がらせや暴力被害などがある。こうした被害から女性店主を守るためにも、違法ではなく屋台の合法化が必要だとする議論もある。
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週刊エコノミスト
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