シリコンバレー バイオパーティーは中止か=二村晶子
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製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、バイオ業界の関係者を集めた盛大なパーティーを主催することで知られる。例年であれば、来年の1月にもサンフランシスコで開かれる学会でパーティーを開くと見られるが、医療用麻薬オピオイド中毒問題を受けて開催が危ぶまれている。
オピオイド中毒問題は1999年以降、全米で約40万人が亡くなった重大な事案で、2000件を超える訴訟が起きている。
J&Jはオピオイドを含む鎮痛剤について「依存症リスクは低く、重度ではない慢性的な痛みにも有効だ」と宣伝したことから、被害拡大の責任を問われている。同社はこの問題の責任を認め、今年10月16日にすべての訴訟に合計40億ドル(約4300億円)での和解を提案した。
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週刊エコノミスト
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