国際・政治東奔政走

「不都合な事実」に向き合わぬ政権 根拠なき楽観に漂う閉塞感=人羅格

    ”疑惑”には背を向けたまま(国会内で1月24日)
    ”疑惑”には背を向けたまま(国会内で1月24日)

     新型肺炎への対応に政府が追われる中、通常国会の論戦が本格化した。

     安倍晋三首相は「桜を見る会」の名簿問題を巡り、野党が求める再調査を拒み続けた。「一方通行国会」の様相である。

     ここで、政治的に影響を及ぼし始めたのが、中国での新型肺炎の感染拡大である。

     日本での感染阻止は一種の危機管理だけに、政府が対応を誤れば、政権を揺るがす事態となりかねない。一方で、野党の疑惑追及の注目度を相対的に低くする可能性もある。

     それにしても、東京五輪への期待感ばかりが浮き立った国会冒頭、首相の施政方針演説だった。半世紀ぶりの国家イベントだとして「そこから国民一丸となって新しい時代へ踏み出そう」と呼びかけた。

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