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ロサンゼルス ウーバーが空飛ぶタクシー=土方細秩子

CESで発表されたS-A1(筆者撮影)
CESで発表されたS-A1(筆者撮影)

 米配車サービスのウーバー・テクノロジーズは、2023年に導入を予定している空飛ぶタクシーのコンセプトモデルを、ラスベガスで開催された世界最大のエレクトロニクス見本市CESで発表した。韓国の現代自動車の航空部門が手掛けた4人乗りの小型航空機S-A1だ。電動の八つのプロペラを使って上昇、飛行する。今年中に飛行試験を行う予定で、すでに発着所の準備を進めている。

 運航はまずロサンゼルス空港周辺で開始し、空港から50キロほど離れたロサンゼルス北部地域まで乗客を運び、その後地上の配車サービスで自宅などの最終目的地まで送る。料金は導入後数年は100ドル前後になるが、サービスが定着し空飛ぶタクシーが大量発注できるようになれば、地上の配車サービスを使うよりも安価で提供できるという。

 ウーバーは現代の他にも複数の企業に空飛ぶタクシーの製造を依頼しているが、実際に形あるものとして紹介されたのはこれが初めて。ロサンゼルスに続いてテキサス州ダラス、オーストラリアのメルボルンでも導入が計画されており、空飛ぶ車が世界中で見られるようになるかもしれない。

(土方細秩子・ロサンゼルス在住ジャーナリスト)

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