教養・歴史アートな時間

映画 影裏 鮮やかな岩手の自然と男2人の複雑な奥底描く=野島孝一

    (c)2020「影裏」製作委員会
    (c)2020「影裏」製作委員会

    「るろうに剣心」などの大友啓史監督の最新作。原作は2017年に芥川賞を受賞した沼田真佑の同題小説。原作者が暮らす岩手県が舞台になっており、そこは大友監督にとっても郷里となる。

     今野秋一(綾野剛)は転勤になった盛岡で、同い年の同僚・日浅典博(松田龍平)に出会う。日浅は東京の大学を卒業後、郷里の盛岡に帰り、父親と二人暮らしをしているという。孤独な今野は日浅と渓流釣りに行ったり、飲んだりするうちに、たちまち心を許してしまう。だが、翌年の冬、日浅は今野に何も告げずに会社を辞めてしまった。

     不器用な生き方しかできない気弱な青年・今野と、なかなか本心を見せない日浅。ぷっつりと連絡を絶っていた日浅が、いきなり互助会の保険セールスマンとして今野の自宅を訪ねてきたとき、2人の新たな友情が発生する。だが夜釣りで微妙な気持ちのすれ違いがあってから、また疎遠になる。

    残り704文字(全文1080文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月16日号

    コロナデフレの恐怖14 サービス業に「デフレの波」 失業増で負のスパイラルも ■桑子 かつ代/市川 明代17 市場に問われる開示姿勢 ■井出 真吾18 図解デフレ大国ニッポン ■編集部19 デフレ圧力は過去にない水準に ■永浜 利広20 コロナで「上がった下がった」ランキング ■編集部21 インタビ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット