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映画 スウィング・キッズ 鮮やかなダンスと成長の陰で運命に翻弄される若者たち=寺脇研

監督・脚本 カン・ヒョンチョル 出演 D.O.(EXO) 、ジャレッド・グライムス、パク・ヘス 2018年 韓国 シネマート新宿ほか全国順次公開中
監督・脚本 カン・ヒョンチョル 出演 D.O.(EXO) 、ジャレッド・グライムス、パク・ヘス 2018年 韓国 シネマート新宿ほか全国順次公開中

 タップダンスのシューズが並び、主人公2人の踊る躍動感が伝わってくる図柄のポスターといい、みごとな群舞場面が連続する予告編といい、華やかなダンス映画を予感させる。まして、日本でもヒットして『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)としてリメイクされた、あの楽しい音楽映画『サニー 永遠の仲間たち』(11年)のカン・ヒョンチョル監督が手がけたとあれば、期待はさらに高まる。

 実際、アジア全域で大人気のK─POPグループEXOのメインボーカルD.O.と、ブロードウェイ最高のダンサーとされる俳優ジャレッド・グライムスが見せるタップダンスの迫力は満点だ。2人と共にチーム「スウィング・キッズ」に加わる3人、振り付けに才能を発揮する中国人、民族舞踊に習熟した北朝鮮人男性と語学力で皆のコミュニケーションを支える韓国人娘も個性豊かで、最初はへたくそでチームワークも悪かった連中がみ…

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