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国際・政治 東奔政走

場当たり的な首相の新型肺炎対応 「後手批判」に焦り=人羅格

小中高校の臨時休校要請は、政府内の慎重論も押し切った判断だった(首相官邸で2月29日)
小中高校の臨時休校要請は、政府内の慎重論も押し切った判断だった(首相官邸で2月29日)

 新型コロナウイルスの感染拡大が安全、生活、経済を脅かしている。「安倍官邸」の不安定感が、正念場の対策に影を落とし続けている。

 結局、精神論の域を出なかった。2月29日、安倍晋三首相がこのテーマで初めて臨んだ記者会見の印象である。

 感染拡大防止へ国民の協力を「深く願う」と頭を下げた。唐突だった全国小中高校に対する一斉休校要請については「断腸の思いだった」と述べ、政治責任を負うと強調した。

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