教養・歴史アートな時間

映画 もみの家 故郷に腰を据えた1年間の撮影 少女の自立、再出発描く=寺脇研

    (c)「もみの家」製作委員会
    (c)「もみの家」製作委員会

    「もみの家」とは、不登校、ひきこもり、ニートなどさまざまな問題を抱える若者が共同生活を送りながら自立への取り組みを進めていく「自立支援施設」である。中でも農業を体験することできっかけ作りをする施設は、農林水産省と厚生労働省が農業と福祉を連携させる事業「ノウフク」の一環として注目されている。「もみの家」は、そのひとつだ。

     ……と、こんな説明から入ると堅苦しい物語を想像してしまうかもしれない。ところが案に相違して、実に清々しい映画なのである。その理由は何より、「もみの家」がある富山県の農村地帯の麗しい風景だ。砺波(となみ)平野の広々した農地と豊かな自然が画面に映るだけで、観ていて心洗われる気がする。作中で語られる地産野菜のおいしさにも納得がいくというものだ。

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