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国際・政治論壇・論調

欧州が新型コロナ封じ込めに必死 世界的な不況を懸念する学者も=熊谷徹

外出禁止令に備え店の前に列を作るパリ市民(Bloomberg)
外出禁止令に備え店の前に列を作るパリ市民(Bloomberg)

 新型コロナウイルス第二の震源地となった欧州では、3月18日の時点で感染者数が7万989人に達し、3309人が死亡した(欧州疾病予防管理センター=ECDC調べ)。各国政府は国境閉鎖や大半の商店の閉鎖などの措置を取ったが、ウイルスの封じ込めには成功していない。

 フランスの民間放送局BFMは3月16日付電子版で「マクロン大統領は2週間にわたる外出禁止令を発布した」と報じた。BFMによると、マクロン大統領は「我々は目に見えない敵との戦争状態にある。病原体に勝つためには特別な措置が必要だ。パニックに陥らず、責任感をもって行動してほしい」と国民に訴えた。BFMは「仕事や食料品の買い物、通院、健康維持のための散歩などを除く外出は禁止される。市民は内務省のウェブサイトから書類をダウンロードして、外出理由を記した申告書を携帯しなくてはならない。違反した場合は、最高135ユーロ(約1万6000円)の罰金を科される」と報じた。ECDCによると、フランスでは3月18日朝の時点で7730人が感染し175人が死亡している。

 ドイツの日刊紙『南ドイツ新聞(SZ)』は、3月17日付電子版で「メルケル首相はウイルス拡大に歯止めをかけるために、スーパーや薬局、銀行などを除く商店、喫茶店、バー、スポーツ施設、児童公園などの閉鎖を命じた」と報じた。SZによると、メルケル首相は「ドイツ建国以来、これほど市民生活を制約する措置を取ることは初めてだが、医療機関に過重な負担がかかるのを防ぐには、必要だ」と国民の協力を求めた。同国の日刊…

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