「緊急事態宣言」の修羅場 首相と小池氏は連携できるか=人羅格
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政府の緊急事態宣言発令で、新型コロナウイルスの感染対策は、文字通り急場にさしかかった。安倍晋三首相と小池百合子東京都知事のキーマン2氏が距離を縮められるかが、対策の成否を握っている。
「結局は尻をたたかれてやる形になってしまった」。首相に近い自民党議員は宣言発令を巡る経緯について、率直にこう認めた。
首相は「ちゅうちょない判断」を強調したが、4月4日の段階で都内の感染者数は1日100人を突破、首都に感染爆発の足音が迫っていた。
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週刊エコノミスト
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