教養・歴史グラフの声を聞く

値がさ株だけ回復の相場=市岡繁男

(注)IT5銘柄=マイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブック (出所)ブルームバーグ
(注)IT5銘柄=マイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブック (出所)ブルームバーグ

 米国を代表するIT5銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブック)の時価総額合計の5・4兆ドル(約570兆円)は、今や日本の国内総生産の5兆ドルを上回る。S&P500指数は加重平均株価なので、同指数の22%を占める上記5銘柄の株価寄与度は大きい。

 2018年1月を起点に、IT5銘柄とその他銘柄群の時価総額・増減額を対比すると(図1)、前者はほぼ一貫してプラスだが、後者は19〜20年の一時期以外はマイナスで推移している。米国株も…

残り346文字(全文576文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事