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映画 アメリカン・ファクトリー 米国人を大勢雇った中国企業 併用禁忌を招いたのはなぜか=芝山幹郎

Netflix映画『アメリカン・ファクトリー』独占配信中
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 併用禁忌という言葉がある。代表的な例はニトログリセリンとバイアグラだが、要は、薬の飲み合わせが悪いことを指す。薬に限らず、鰻(うなぎ)と梅干、天ぷらと西瓜(すいか)のように、相性の悪い食べ物は少なくない。

「アメリカン・ファクトリー」を見ていると、反射的に「併用禁忌」という言葉を思い出す。

 2008年12月、オハイオ州デイトンにあったGMの自動車組立工場が閉鎖され、労働者およそ1万人が解雇された。

 2年後、中国の福建省に本拠を置く〈福耀(フーヤオ)グループ〉がそこを買い取り、ガラス工場を開いて、失業中だったアメリカ人労働者を大量に雇い入れる。

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