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教養・歴史 書評

『希林のコトダマ』 椎根和著 芸術新聞社 1500円

『希林のコトダマ』 椎根和著 芸術新聞社 1500円

 2018年に世を去った名優・樹木希林が自宅に残した98冊の本を、生前交流のあった作家がエピソードとともに紹介。仏教書からコラム、古典、芸術書、評伝と多岐にわたり、夫・内田裕也の本も何冊か混じっていて面白い。「言葉ってのは傷つけもするし幸せにもする簡単な文法だ」など、彼女が赤線を引いたり雑記帳に書きつけたりした言葉からは、天衣無縫だが優れたものはしっかりと見つけ出していた生き様が透けて見えるようで奥深い。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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