教養・歴史書評

『2030年 日本の針路』 江川昌史、藤井篤之著 日経BP 1600円

『2030年 日本の針路』 江川昌史、藤井篤之著 日経BP 1600円

「地方創生」という聞こえの良い抽象論ではなく、著者2人は地方都市との実際の関わりの中からつかんだ方法を紹介する。核となるのはデジタルテクノロジーだ。例えば従来型工場誘致に依存していた福島県会津若松市において、ICT(情報通信技術)研究に特化した会津大学が存在することからデジタル化への素地を読み取り、エネルギーの「見える化」推進プロジェクトや、雪深い地域ならではの除雪ツールなどを生み出した事例を解説する。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事