教養・歴史 書評 『2030年 日本の針路』 江川昌史、藤井篤之著 日経BP 1600円 2020年6月19日 『2030年 日本の針路』 江川昌史、藤井篤之著 日経BP 1600円 「地方創生」という聞こえの良い抽象論ではなく、著者2人は地方都市との実際の関わりの中からつかんだ方法を紹介する。核となるのはデジタルテクノロジーだ。例えば従来型工場誘致に依存していた福島県会津若松市において、ICT(情報通信技術)研究に特化した会津大学が存在することからデジタル化への素地を読み取り、エネルギーの「見える化」推進プロジェクトや、雪深い地域ならではの除雪ツールなどを生み出した事例を解説する。(K) 前の記事 5月28日~6月3日(ビジネス/ノンフィクション) 次の記事 6月11~17日(ビジネス/フィクション) 文字サイズ 小中大 印刷