映画 ワイルド・ローズ カントリー歌手の夢を追う ダメ母が見せた抜群の歌唱力=野島孝一
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スコットランドのシングルマザーが本場のアメリカ・ナッシュビルでカントリーソングの歌手になるという夢に向かっていく話だ。歌手を夢みて成功への道をたどる映画は、「スタア誕生」(1954年)以来、何作も作られてきた。最近のイギリス映画では、エル・ファニングがワイト島の高校生を演じ、テレビのオーディション番組に出場する「ティーンスピリット」が記憶に新しい。
麻薬を運んだ罪で1年間刑務所に服役していた23歳のローズ=リン・ハーラン(ジェシー・バックリー)は出所して、母親のマリオン(ジュリー・ウォルターズ)のところへ戻って来る。そこにはローズ=リンが産んだ2人の幼い子どもたちが母親の帰りを待ちわびていた。
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週刊エコノミスト
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