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教養・歴史 書評

『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』 熊代享著 イースト・プレス 1800円

『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』 熊代享著 イースト・プレス 1800円

 自由で快適になった社会。でも、それが成り立つのは人々が行儀良い振る舞いを身につけているから。課される秩序のハードルは上がり、はみ出した人は医療・福祉が周縁の就労へ再配置する。精神医療は個人の振る舞いをマネジメントするようになった。精神科医でブロガーの著者は、そんな精神医療の主流から抜け落ちた社会病理を本書で論じる。そして、前近代的な共同体と社会規範に取って代わった資本主義、個人主義、社会契約を見つめ直すよう問う。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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