教養・歴史 書評 『Mother Machine』 神舘和典著 幻冬舎 1500円 2020年8月14日 『Mother Machine』 神舘和典著 幻冬舎 1500円 工作機械は、工業製品という機械を作るための機械として「マザーマシン(母なる機械)」と呼ばれる。本書は、1919年に名古屋の鍛冶屋として開業し、朝鮮戦争の特需で飛躍、米国にも進出したヤマザキマザックの成功物語。世界初の無人化工場の実現が報道されると、サッチャー英首相から工場誘致のラブコールを送られ、中国の江沢民国家主席は長時間視察を敢行。そのブランド構築法や人材育成など、世界で通用する日本企業のあり方が示されている。(K) 前の記事 7月16~22日(ビジネス/フィクション) 次の記事 8月6~12日(ビジネス/新書) 文字サイズ 小中大 印刷