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教養・歴史 書評

『やってくる』 郡司ペギオ幸夫著 医学書院 2000円

『やってくる』 郡司ペギオ幸夫著 医学書院 2000円

「人間は人工知能にとって代わられる」と脅されるようになった。そして「能力を高めなければ生き残れない」と焦ってしまう。本書はそんな風潮の上にいるところに、座布団を引っこ抜くような爽快な一冊だ。著者はむしろ人間のほうが人工知能化し、認識の枠組みが固定していると憂う。「干しぶどうだと思ってかじったら、虫の死がいだった」など、認識と感覚がズレた驚きのエピソードの数々に、そのズレこそ人間の本質なのだと考えさせられる。(A)

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