教養・歴史 書評 『世界との日本の水事情』 吉村和就著 水道産業新聞社 1500円 2020年11月13日 『世界との日本の水事情』 吉村和就著 水道産業新聞社 1500円 ローマ帝国が1500年続いたのは水道を完備できたから――。国連で環境審議官も務めた水問題の第一人者が世界の水事情を紹介。水が石油よりも貴重な中東では、巨費を投じて海水淡水化を進める。水道老朽化による漏水で年に数千億円が消えている米国は、インフラ更新に100兆円を要するという。まさに「水なくして国家なし」。ESG(環境・社会・政府)の流れの中、水問題は大きなビジネス機会。日本企業にチャンスが訪れている。(O) 前の記事 10月15~21日(フィクション/ノンフィクション) 次の記事 出版業界事情 ついに『JJ』も不定期化へ=永江朗 文字サイズ 小中大 印刷