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教養・歴史 書評

『世界との日本の水事情』 吉村和就著 水道産業新聞社 1500円

『世界との日本の水事情』 吉村和就著 水道産業新聞社 1500円

 ローマ帝国が1500年続いたのは水道を完備できたから――。国連で環境審議官も務めた水問題の第一人者が世界の水事情を紹介。水が石油よりも貴重な中東では、巨費を投じて海水淡水化を進める。水道老朽化による漏水で年に数千億円が消えている米国は、インフラ更新に100兆円を要するという。まさに「水なくして国家なし」。ESG(環境・社会・政府)の流れの中、水問題は大きなビジネス機会。日本企業にチャンスが訪れている。(O)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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