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教養・歴史 書評

『記憶のデザイン』 山本貴光著 筑摩選書 1500円

『記憶のデザイン』 山本貴光著 筑摩選書 1500円

 情報が氾濫するなか、ネットで目にする情報は短期的に記憶され、入れ替わっていく。検索すれば分かるのだから記憶の必要はないとも言われるが、著者は、虚実入り交じるネットを活用できるのも頭の中に基礎となる知識があってこそと指摘する。より多く覚えるのではなく記憶を良い状態に保つために提案するのは、モノとしての本の利点を生かすことや、電子データも書棚のように整えることだ。記憶の世話は自分のあり方を意識することでもある。(A)

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