新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『たちどまって考える』 ヤマザキマリ著 中公新書ラクレ 840円

『たちどまって考える』 ヤマザキマリ著 中公新書ラクレ 840円

 コロナ禍でイタリアの夫や親族に会えなくなった人気漫画家・文筆家が、日本で長期間在宅を強いられた間の思索をつづった。パンデミックを前に自分の言葉で国民に語り掛ける欧州各国のリーダーと慎重に資料を読む日本のトップなど、著者の観察を通じてイタリアと日本の日常の違いが鮮明になる。著者自身が波瀾(はらん)万丈の日々を過ごしてきただけに、「人生は思い通りにならない」「今はたちどまって考えるべき時」とのメッセージに勇気づけられる。(W)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事