教養・歴史書評 『メディア論の名著30』 佐藤卓己著 ちくま新書 1000円 2020年12月4日 『メディア論の名著30』 佐藤卓己著 ちくま新書 1000円 SNSの拡大やデジタル化など、言説を盛る器が多様化する中、メディアのあり方がますます問われるようになってきた。本書は、メディア史研究者である著者が、二つの基準によってメディアを論じた「名著」を厳選する入門書。基準の第一は、長い歳月を経ても読み継がれている古典であること。もう一つが実際に自分の研究に役立った本であること。「大衆社会と教養主義」「情報統制とシンボル操作」などカテゴリーに分類された絶好のブックガイド。(K) 前の記事 11月5~11日(フィクション/新書) 次の記事 『三島由紀夫 悲劇への欲動』 評者・将基面貴巳 文字サイズ 小中大 印刷