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週刊エコノミスト Online 書評

NO.1ストラテジストが教える米国株投資の儲け方と発想法 菊地 正俊著 日本実業出版社 1500円

№1ストラテジストが教える米国株投資の儲け方と発想法
№1ストラテジストが教える米国株投資の儲け方と発想法

 新型コロナウイルスによる経済停滞をものともせずに、史上最高値を更新し続ける米国株。本書では、日経ヴェリタス・ストラテジストランキングで2017~20年に1位だった筆者が、「ダウ工業株30種平均とは何か」といった基礎知識から、主要機関投資家の戦略や米企業の決算の見方といった中・上級の知識まで幅広く解説する。

 主要機関投資家の解説では、ブラックロック、バンガード、キャピタル・グループ、ティー・ロウ・プライス、フィディリティなどの歴史、資産残高や投資戦略を描く。「キャピタ・ルグループのファンドマネージャーはパフォーマンス評価が長期であることが知られており、ファンドごとに運用責任者の投資業界での経験年数、キャピタル・グループの勤務年数、ファンドの担当年数が公開されています……(中略)……キャピタル・グループで働く友人は、パフォーマンスは厳しく求められるものの、会社の雰囲気がきわめて良く、働きやすいと言っていました」などと、市場に身を置く筆者ならではの記述も。

 1月最終週には米国株式市場で不自然な乱高下が起きた。個人投資家による大量の短期売買が原因とされるが、本書では、その現象を引き起こしたフィンテック企業「ロビンフッド」にも触れている。(F)

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