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教養・歴史 書評

『子どもの隠された貧困とスクールソーシャルワーカーの役割』 野尻紀恵著 大学図書出版 4950円

『子どもの隠された貧困とスクールソーシャルワーカーの役割』 野尻紀恵著 大学図書出版 4950円

 窮状をうまく外部に対して表現しえない者は、長らくその状態に耐えるしかない現実がある。その代表はやはり子供だろう。スクールソーシャルワーカーを務めてきた著者は、非行や不登校などの背景に「貧困」の存在を指摘する。子供の問題の背後には親の問題があり、それは通常の担任教師には「隠された」現実となってしまう。そこに丁寧に手を差し伸べるスクールソーシャルワーカーの仕事について、著者自ら経験した豊富な実例とともに解説する。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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