教養・歴史 書評 『カルティエ 最強のブランド創造経営』 長沢伸也編著、杉本香七著 東洋経済新報社 2640円 2021年4月16日 『カルティエ 最強のブランド創造経営』 長沢伸也編著、杉本香七著 東洋経済新報社 2640円 ブランドの戦略や構築などについては、GAFAをはじめマクドナルド、コカ・コーラなどの巨大企業が考察対象となることが多い。そんな中、本書が異色なのは、宝飾品などを扱うラグジュアリーブランドに学ぼうとしている点だ。お手本となるのは、タイトルにもある「カルティエ」をはじめ、ラグジュアリーの複合企業「リシュモン」グループ。歴史や土地、人、技術など生かし切れていない資産をどう資源に変えるか、具体的な方法論が述べられている。(K) 前の記事 3月18~24日(ノンフィクション/新書) 次の記事 『フィッシュ! アップデート版』 スティーヴン・C・ランディンほか2人著 早川書房 1980円 文字サイズ 小中大 印刷