新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

『まちづくり幻想』 木下斉著 SB新書 990円

『まちづくり幻想』 木下斉著 SB新書 990円

 政府が「地方創生」を叫んでも人口流出に歯止めが掛からない。混迷する地方再生の実態に全国でまちづくりに携わってきた著者が鋭く切り込む。「短期間で一発逆転できる活性化の起爆剤はない」「事例の横展開が失敗を大量生産する」など、さまざまな幻想を振り払い地道に取り組むべしと指摘。行政は振興計画を外注せず自前で策定し、地元企業のトップも逃げずに地域の未来を語るなど、基本とすべき考え方を示す。その壮絶な覚悟が胸を打つ。(W)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事