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教養・歴史 書評

『まとまらない言葉を生きる』 荒井裕樹著 柏書房 1980円

『まとまらない言葉を生きる』 荒井裕樹著 柏書房 1980円

「言葉が壊されている」と文学者である著者は憂う。ソーシャルメディアでは人の尊厳を傷つけ、存在を否定するような言葉が飛び交う。権力者や社会的立場のある人たちが説明を拒み、対立をあおる。そんな状況に抗するために紹介する18の言葉は、ほとんどがハンセン病、脳性まひといった障害や病気と共に生きる人たちのものだ。その言葉は、世に飛び交う言葉にいつのまにか自分の思考が縛られていることに気づかせ、緩めてくれるものだ。(A)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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