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教養・歴史 書評

『なぜ、脱成長なのか』 ヨルゴス・カリスほか3人著 NHK出版 1540円

『なぜ、脱成長なのか』 ヨルゴス・カリスほか3人著 NHK出版 1540円

 歯止めの利かない気候変動。広がる一方の格差。改善されない長時間労働。資本主義の進展が必然的にもたらした弊害は、限界に達しつつある。そこで近年のキーワードとなっているのが「脱成長」だ。本書は、生態経済学や廃棄物問題などに取り組む4人が、そもそも脱成長とは何か、いかにして実現させるかを論じ合った提言集。ベーシックサービスやケア・インカムなどの概念が詳細に検討されている。いま注目の日本人論客・斎藤幸平氏による解説付き。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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