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教養・歴史 書評

『幽霊消防団員 日本のアンタッチャブル』 高橋祐貴著 光文社新書 880円

『幽霊消防団員 日本のアンタッチャブル』 高橋祐貴著 光文社新書 880円

 地域の安全を支えるはずの消防団で深刻な不正がはびこっている実態を、毎日新聞記者が究明した。辞めたのに活動しているかのように装い、自治体から公金を受け取る「幽霊団員」。他にも公費を流用した飲み会や経費の水増し請求、団員間のいじめやパワハラなど、全国各地で問題行為のオンパレード。深い闇に気付いても行政は是正に及び腰。災害が続発する中、消防団の存在意義は高まっているはずなのにこの体たらく。激しい怒りがこみ上げる。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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