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教養・歴史 書評

『保身 積水ハウス、クーデターの深層』 藤岡雅著 KADOKAWA 2090円

『保身 積水ハウス、クーデターの深層』 藤岡雅著 KADOKAWA 2090円

 住宅大手の積水ハウスが2018年、土地取引で55億円の詐欺被害に遭った「地面師事件」。全容解明に乗り出したカリスマ的存在の会長が、社長らのクーデターで事実上解任された。不可思議な事態の背景を、『週刊現代』記者が綿密な取材で掘り起こした。随所に不審な点があったのに実績を上げたい社長が取引を強行。責任追及を恐れ、真相を隠そうとした。その姿は不適切な行為があっても止められない日本社会を象徴しているかのようで実に哀れだ。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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