「インフレ急伸」を警告するロシア中銀=市岡繁男
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ロシア中央銀行は7月、主要政策金利を1%ポイント引き上げ6・5%とした。同中銀は「生産能力以上に需要が増加しインフレ懸念が高まった」との声明を出し、追加利上げの可能性も示唆した。
6月のロシア消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比6・5%(図1)で、同じ月の米国CPIは5・4%だから大差ない。しかし両国中銀の対応は対照的だ。ロシア中銀は今年3月以降、4回の利上げを行ったのに対し、米連邦準備制度理事会(FRB)は「物価上昇は一時的」として事態を静観…
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週刊エコノミスト
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