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教養・歴史 書評

『福祉国家』 デイヴィッド・ガーランド著 白水社 2640円

『福祉国家』 デイヴィッド・ガーランド著 白水社 2640円

 先進国と呼ばれる国家であれば、程度の差こそあれ、公的資金を導入した大規模な福祉機構を持っている。ところが「福祉とは何であって何でないか」を突き詰めると、ほとんどコンセンサスはないと著者は言う。本書は救貧法時代からポスト工業化社会までの歴史をたどり、社会保険やソーシャルワークのあり方の変化を検証する。福祉は貧困層より中間層を優遇するシステムだという指摘は、福祉に対する漠然としたイメージを更新するものであろう。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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