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教養・歴史 書評

『デジタル・ファシズム』 堤未果著 NHK出版新書 968円

『デジタル・ファシズム』 堤未果著 NHK出版新書 968円

 デジタル庁の創設をはじめ、街をまるごとデジタル化する「スーパーシティ構想」、スマホ決済、オンライン教育など、いま国を挙げてデジタル化に向かって加速しているように見える。進行しつつあるこの現状の分析を通じて「待った」をかけようとするのが本書だ。著者は、行政や金融、教育といった心臓部が米中の資本に支配され、日本がこれまで保ってきた資産と主権が消滅してしまうXデーを深く憂慮する。国際ジャーナリスト渾身(こんしん)の書き下ろし。(K)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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