教養・歴史書評

『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』 堀川惠子著 講談社 2090円

『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』 堀川惠子著 講談社 2090円

 数々の優れたノンフィクションで知られる著者の最新作は、日本軍の輸送基地が置かれた広島・宇品が舞台だ。第二次大戦中、陸軍船舶司令部の中将らは兵士や物資を海外の戦地に運ぶため船舶調達や輸送計画立案などに奔走。だが、上層部は現場の思いをくまず海外で戦線を無謀に広げながらも補給と兵站(へいたん)を軽視し続けた結果、武器も満足に調達できなくなり、「特攻」に突き進む。大戦の愚かな実態と重い教訓を明らかにした秀逸な作品が誕生した。(W)

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