教養・歴史 書評 『モビリティと地方創生』 切通堅太郎、西藤真一、野村実、野村宗訓著 晃洋書房 3080円 2021年10月22日 『モビリティと地方創生』 切通堅太郎、西藤真一、野村実、野村宗訓著 晃洋書房 3080円 地方創生の鍵は“経済活動の血流”たるモビリティーにある。本書は日本の陸と空の交通の現状と課題を俯瞰(ふかん)。交通をITで一変させる「MaaS(マース)(モビリティー・アズ・ア・サービス)」の最前線も紹介する。高齢化が進んだ地域の移動手段確保で、近畿の中山間地域の実践例は示唆に富む。現状は決定的な解決策が見いだせていないが、公共交通、ライドシェア、地元企業などが展開するMaaSを有機的に連携させることができるかが鍵になりそうだ。(O) 前の記事 9月23~29日(ビジネス/新書) 次の記事 10月7~13日(ビジネス/ノンフィクション) 文字サイズ 小中大 印刷