教養・歴史書評

『原子の力を解放せよ』 浜野高宏、新田義貴、海南友子著 集英社新書 1056円

『原子の力を解放せよ』 浜野高宏、新田義貴、海南友子著 集英社新書 1056円

 戦争中、日本で陸軍の命を受け理化学研究所が原爆を研究していたことは有名だが、実は海軍の要請で京都帝国大学も基礎研究に着手していた。NHK取材班がその謎多き実態に迫った。メンバーの中心だった荒勝文策教授は物理学を続けることで学生を戦地に送らないようにしたいとの思いで参加。敗戦後はGHQが機器を破壊し資料も没収、第一線を退かざるを得なくなった。歴史の不条理と、科学研究が軍事利用されることの意味を突き付けられる。(W)

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世界経済 ’22年下期総予測第1部 世界経済&国際政治14 米国は景気後退「回避」も 世界が差し掛かる大転機 ■斎藤 信世/白鳥 達哉17 米ドル高 20年ぶり高値の「ドル指数」 特徴的な非資源国の通貨安 ■野地 慎18 米長短金利の逆転 過去6回はすべて景気後退 発生から平均で1年半後 ■市川 雅 [目次を見る]

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