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教養・歴史 書評

『原子の力を解放せよ』 浜野高宏、新田義貴、海南友子著 集英社新書 1056円

『原子の力を解放せよ』 浜野高宏、新田義貴、海南友子著 集英社新書 1056円

 戦争中、日本で陸軍の命を受け理化学研究所が原爆を研究していたことは有名だが、実は海軍の要請で京都帝国大学も基礎研究に着手していた。NHK取材班がその謎多き実態に迫った。メンバーの中心だった荒勝文策教授は物理学を続けることで学生を戦地に送らないようにしたいとの思いで参加。敗戦後はGHQが機器を破壊し資料も没収、第一線を退かざるを得なくなった。歴史の不条理と、科学研究が軍事利用されることの意味を突き付けられる。(W)

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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